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レスポールタイプ製作2-20

マホガニー目止め

バックの目止めを行う前に、余計な部分に、

との粉や染料が付着しない様にトップと指板をマスキング。

お見苦しい画像だが、染料を混ぜ合わせた砥の粉をバックに塗り付ける。

導管に砥の粉が入る様に、布で擦り込んでやる。

余分な砥の粉を拭き取ってやる。

この時点で、生地に傷等があれば修正してやる。

バインディングもマスキングしておいたのだが、

染料が染み出してしまった。

染み出した部分は、ナイフ等で削り取っておく。

赤系の染料は、ラッカー溶剤によって、染み上がり、染みだしが起こりやすい。

そのため、ヴィンテージタイプの風合いが出るのだが、

バインディング周辺に染料が多く残っていると、

部分的に、バインディンが赤く染まってしまう。

上の画像は、自分が所有している2003年製59ヒスコレ。

バインディングが至る所で赤く染まっている。

正直なところ、あまり見栄えが良くない。

こうならない様、バインディング近辺の染料は、

念入りに除去しておく。

薄く、ラッカークリアをかけてみる。

砥の粉に混ぜた赤い染料が少し染み出てきた。

シンナーの量を増やして、更にクリアをかけていく。

染料が、かなり染み出して、全体が赤茶色になった。

導管部が、染み出た染料によって強調され、いい風合いになった。

サンディングシーラーをかけておく。

マホガニー部分の目止めは、これで完了。