マホガニー目止め
バックの目止めを行う前に、余計な部分に、
との粉や染料が付着しない様にトップと指板をマスキング。
お見苦しい画像だが、染料を混ぜ合わせた砥の粉をバックに塗り付ける。
導管に砥の粉が入る様に、布で擦り込んでやる。
余分な砥の粉を拭き取ってやる。
この時点で、生地に傷等があれば修正してやる。
バインディングもマスキングしておいたのだが、
染料が染み出してしまった。
染み出した部分は、ナイフ等で削り取っておく。
赤系の染料は、ラッカー溶剤によって、染み上がり、染みだしが起こりやすい。
そのため、ヴィンテージタイプの風合いが出るのだが、
バインディング周辺に染料が多く残っていると、
部分的に、バインディンが赤く染まってしまう。
上の画像は、自分が所有している2003年製59ヒスコレ。
バインディングが至る所で赤く染まっている。
正直なところ、あまり見栄えが良くない。
こうならない様、バインディング近辺の染料は、
念入りに除去しておく。
薄く、ラッカークリアをかけてみる。
砥の粉に混ぜた赤い染料が少し染み出てきた。
シンナーの量を増やして、更にクリアをかけていく。
染料が、かなり染み出して、全体が赤茶色になった。
導管部が、染み出た染料によって強調され、いい風合いになった。
サンディングシーラーをかけておく。
マホガニー部分の目止めは、これで完了。