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80年代中頃、フロイドローズトレモロと人気を2分?していたケーラートレモロ。
最近はあまり見かけなくなった。
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当方で唯一、新品として残っている一台。アーチトップ用。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/i6aa70165babf9c90/version/1590283766/image.jpg)
左がアーチトップ用で、右がフラットトップ用。
右は80年代当時のもので、かなり使い込んだ。
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気に入って使っていた理由は、
サドルピッチを自由に変えられる点。
プラスネジのテールピース側にある六角ネジを緩めると、サドルがスライドする。
6弦、1弦が弦落ちしない位置にスライドさせ固定し、残りのサドルを均等に配置すれば良い。
また、テールピース部分が可動のため、オクターブチューニングも合わせやすい。
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裏から見た図。他のトレモロユニットより、ボディを掘り込む量が少なくて済む。
アーミングアクションは軽くてスムーズ。アップは3弦2音アップも可能。
ローラー部等の可動部に、潤滑剤を、こまめにつける必要があるが、
このスムーズさは、他のユニットでは得られない。
当時、サステインがフロイドローズより劣ると言われたが、自分は全く遜色ないと思っている。
だがしかし、1、2、3のプレーン弦が、やたら切れ易い。
新品の弦でも大きくダウン・アップを繰り返すとすぐに切れてしまう。
実際は、切れるというより、弦のボールエンド部の捻っている部分が、ほどける感じ。
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そこで、1、2、3弦のボールエンド部の捻っている部分に、
ハンダを流し込んで、補強していた。
こうする事で、弦切れが、格段に減る。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/i131f2b5c4c67d4e2/version/1590489610/image.jpg)
80年代当時、ケーラーを入手しようと思ったのは、AutographのSteveLynchを聴いたから。
派手なタッピングを売りに、アーミング、フィンガリング、リズムもタイトで強烈だった。
他にも、DefLeppardのPhilCollen,SteveClark,元UFOのAtomicTommyM,
RacerX時代のPaulGilbert,BruceBullet等も使用していた。
入手困難かもしれませんが、是非一度、試して頂きたいトレモロユニットです。