キルトドロップトップボディ製作 41

弦高調整・トレモロスプリング調整

ネックを取り付け、弦(10-46)を張ってネックのコンディションを確認する。

ネックはローズウッドネック製作の記事で製作したもの。

1F部で24mm,12F部で26mmの極太グリップ。

ロッド調整なしでOKだった。

まず、ノーマルにチューニングする。

3弦解放が、GからAまでアームアップできる状態にトレモロスプリングを調整し、

再度、チューニングする。

今回は、ネックのコンディションが良いので、

12F部で、全弦、1mmのブロックゲージで調整する事にした。

ギターを寝かせた状態で調整しているので、実際に構えた状態では、

12F部で、1.1mmほどになる。

弦高を下げていくと、トレモロスプリングと弦の張力とのバランスが変わるので、

3弦解放がAまで1音アップできるように、再び、スプリングを調整する。

弦高を再び確認し、問題なければ、フレットの状態を確認する作業に移る。

PODのBlues系のアンプモデルを選択し、

全弦0-22Fを順に、1音ずつピックを使ってビブラートをかけずに強めに弾いてみる。

自然に音が減衰するか、発音が弱いポジションがないかを確認していく。

問題なければ、HiGain系のアンプモデルを選択し、

6-3弦は半音チョーキング&ダウン、

2・1弦は1音チョーキング&ダウンのビブラートをゆっくりかけながら、

1-22Fまで一音ずつピックで強く弾いてみる。

音のカスレやフレットの引っ掛かりがなく、自然に音が減衰すれば、

次は、オクターブ調整とナット部の微調整に進み、

最終的な確認は、MesaBoogie MarkVで行う。