ピックアップ結線・配線3
ハムバッカー 直列(シリーズ)・並列(パラレル)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=950x10000:format=jpg/path/sef662617a094ec9f/image/ica6288201caf1b73/version/1659136987/image.jpg)
ハムバッカーをノーマルに使用する場合、2つのコイルを直列(シリーズ)に接続する。
2つのコイルは、互いに逆磁極・逆巻きになっている。
実際、ハムバッカーを製作する際、2つのコイル同じ巻き方向で製作するのだが、
片側のコイルのHOTとCOLDの接続を入れ替えることにより、
片側のコイルを事実上、逆巻き状態にしている。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/id40eb6ec4c6f7f61/version/1659137043/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/i6fc5f4eae11a51d5/version/1659137065/image.jpg)
先日製作したハムバッカーの抵抗値とインダクタンスを計測。
抵抗値は9.29kΩ、インダクタンスは5.23H(ヘンリー)。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=950x10000:format=jpg/path/sef662617a094ec9f/image/i183d4aa2a74fdd62/version/1659137011/image.jpg)
2つのコイルを並列(パラレル)に接続しても、
直列の場合と同様にノイズを小さくすることが出来る。
しかし、インダクタンス・抵抗値が直列の場合より小さくなり、
直列(シリーズ)とは異なったサウンドになる。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/ifd15dd2c107230e6/version/1659137116/image.jpg)
並列接続の抵抗値は2.32kΩ。
1つのコイルの抵抗値は4.65kΩなので、
並列合成抵抗値は、計算でも求められる。
4.645kΩx4.645kΩ/4.645kΩ+4.645kΩ=2.322kΩ。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/i2ec7e002dfb2f063/version/1659137091/image.jpg)
インダクタンスは、1.31H。
直列でのインダクタンスは5.23Hだったので、結構下がっている。
並列(パラレル)では、直列(シリーズ)より、
出力が下がり、高域の強いサウンドとなる。
リアハムをパラレル配線にし、ギターのトーンを絞ると、
ピックアップによっては、ワウペダルの半止めの様なサウンドになるので、
マイケル・シェンカーファンは気に入るかも。