ジェニュインマホCarvedST製作12

フレットすり合わせ

フレットすり合わせをするには、

ネックに弦の張力がかかった状態を作らねばならない。

弦を張った状態にするためナットを作る。

ナットスロットにジャストフィットする様、

フライス加工で牛骨を加工。

ナットの弦溝位置をフライスで読み取り。

フライスでの読み取りを手掛かりにして、ナット溝ヤスリで溝を成形。

溝の最終的な微調整は塗装完了後に行う。

ダミーボディ(何故だかラップ塗装)にネックを取り付け、弦を張ってチューニング。

ロッドを調整し、すり合わせ治具に載せて固定。

ネックサポートを固定したら、弦を外す。

マジックペンでフレットにマーキング。

フライスで平面出ししてある木材パッドに布ヤスリを貼り付け、軽くサンディング。

この時点で、フレット・ネックの状態がほぼ理解できる。

平面の出ているジュラコンにヤスリを貼り付け、

狙いをつけてサンディング。

スコヤとストレートエッジを頻繁に使用。

円錐指板なので、すり合わせで削る量は少なく済む。

ネックをダミーボディから外し、指板をマスキング。

フレットファイルで成形。

ステンレスフレットだが、すり合わせで削った量が少ないので、

短時間で作業は終了する。

スチールウールとコンパウンドでフレットを磨き込んで完了。

この後は、ボディ・ネックの塗装作業。