約半年前に入手したジェニュインマホガニーの試作機製作にかかることにした。
ワインダーの製作や、ピックアップの研究等に時間をとられたため、
予定より、かなり遅くなってしまった。
まずは、レスポールタイプ。
ボディ材には、3箇所小さな節があるが、あまり音質には影響ないと思われる。
試作機なので、見栄えは二の次だ。
比重は、0.51g/㎤で、軽くも重くも無い感じ。
ネック材は、ほぼ柾目。
指板は、標準的なインディアンローズ。
トップ材は、2A程度のハードメイプル。
派手さは無いが、見る角度によって、僅かに杢が浮かぶ。
ヴィンテージタイプには、この程度の杢の方がマッチする。
同時に、カーブドトップのSTタイプの試作機も製作する。
ボディ材は、比重0.56g/㎤で少し重めだが、
カーブドトップSTタイプの場合は、
バック材を32mm程度まで薄くするので、
重さの影響は比較的少なくなる。
ネック材も、ジェニュインマホガニーを使用する。
こちらは柾目。
指板は、こちらもインディアンローズ。
トップ材は、20年ほど前に入手したメイプル。厚さは18mm。
板目部分の杢の出が弱く、尚且つ節があるため使用に困っていた物。
節の部分は、ボディ外形の外側になるので、影響は少ない。
試作機は、販売用ではなく試奏用サンプルとして製作する物。
全工程を動画収録するが、公開するかは未定。