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ヴィンテージDiMarzioピックアップカタログ 

手元にあるピックアップ関係の資料を整理していると、

古いDiMarzioピックアップのカタログが見つかった。

上側の画像のカタログは、90年代後半のもの。

日本語版で部数も多かったので、画像検索すれば、比較的、多く見かける。

問題は下の黒いカタログだ。画像検索しても、あまり見かけない。

1986〜1987年頃のもので、全編英語のUSA版である。

このカタログは、日本国内には少量しか入っていなかったものと思われる。

当時、行きつけの某楽器店で、無理を聞いていただき、手に入れたもの。

最初のページを開くと、DiMarzio使用アーティストの名前がズラリ。

現在でも活躍しているギタリストが多いことにも驚く。

写真がフィーチューされているHurricaneやKeelといったバンドは、

当時売り出し中の注目バンドだった。

JoeSatrianiは、まだ大ブレーク前なので写真は少し小さめ。

SteveVaiとBillySheehanはDLRBの2ndリリース前だろうか。

Vaiは、Ibanezとエンドース直後の様で、

手にしているJacksonギターのロゴ部分が黒塗りされている。

TonyMacAlpineも当時は注目の新星だった。

シングルコイルタイプのページを開くと、もちろん?Yngwie!

HS-2の説明文に既にEric Johnsonの名前があるのだが、

この頃は、まだEricの写真がフィーチュアされていない。

ストラップやエスカッション等アクセサリーのページ。

BrianMayも、まだ若々しい。

VinnieMooreに憧れて、DoubleWhammyを買ったのだが、

好みに合わず、友人に譲ってしまった記憶が...。

最終ページは、DiMarzioファンならお馴染みのトーンチャート。

当時は今よりモデル数は少なく、

ギター・ベース・アコースティック合計しても40モデル程度。

出力の数値に関する説明が、下の方に、かなり小さい文字で記入されている。

今では、インターネットでカタログを閲覧するのが当たり前だが、

紙媒体は、ネット程の便利さは無いが、

独特の質感と、なんともいえないノスタルジーを感じさせてくれる。