ピックアップワインダー製作 21

ヴィンテージタイプハムバッカー ブリッジ用ワインディング 3

インダクタンス 計測

ボビンに取り付けたリード線とシングルコンダクターワイヤを半田付けしていく。

最初に2つのコイルの巻終わりに取り付けた白リード線を結線・半田付け。

スクリュー側の巻き始め黒リード線をベースプレートに半田付けし、

スラッグ側の巻き始め黒リード線と、

シングルコンダクターワイヤのHOTを結線し半田付け。

配線部分をテープでカバーし保護。

ヴィンテージタイプなので、ポッティングは行わない。

カバーを取り付け、ポッティングしてしまうと、

実験のためのマグネット交換やボビンの取り替えが面倒になってしまう。

カバーの取り付けやポッティングは、出音を確認後、

納得出来る音に仕上がってから行うべきか。

先日、インダクタンスを計測できるテスターを購入。

電圧・電流は計測できないが、

インダクタンス・抵抗値・コンデンサ容量・ダイオードの計測が出来る。

強いテンションで巻いた方のピックアップ全体の抵抗値を測ると、8.7kΩ。

少し高めだが、リア用なので良しとした。マグネットはアルニコ2

インダクタンスを計測。5.34H(ヘンリー)となった。

インダクタンス の数値は、低いほどBrightな(明るい)トーンで、

高いほどDark・Warmな(暗い・暖かい)トーンになる。

例えば、シングルコイルなら、2〜3H(ヘンリー)前後。

ヴィンテージタイプハムなら、4〜5H(ヘンリー)前後。

モダンタイプハイパワーハムなら、7〜8H(ヘンリー)前後。

5.34Hなら、ヴィンテージタイプとしては、若干暖かめのトーンになるだろうか。

続いて、ゆるいテンションで巻いた方のピックアップの抵抗値を計測すると8.00KΩ。

こちらは5パーセントほど巻数が少ない。マグネットはアルニコ2。

緩いテンションで巻いた方のインダクタンスは4.79H(ヘンリー)。

巻数が少なくなっているとはいえ、緩く巻けば、インダクタンス は低くなる様だ。

キツく巻いたものよりBrightな(明るい)トーンになりそうだ。

続いて、マグネットのみを交換して、インダクタンスの変化を観察する。

アルニコ3を装着。磁力はかなり弱い。

数値は、4.88Hに上昇。

磁力が下がれば、インダクタンスが上昇する様だ。

アルニコ4、アルニコ5と順に磁力の強いマグネットに交換すると、

磁力の上昇に伴い、インダクタンスは下がっていく。

最後に、磁力のかなり強いセラミックマグネットを装着。

インダクタンスは、4.30Hまで下降。

このインダクタンスとマグネットの磁力の変化により、

現実のサウンドが、どの様に変化するのか?

実際に、真空管アンプから音を出して確認したい。