リペア・フレット交換 6

フレットの高さが上がったので、開放弦がビビってならない。

そこで、ナットを交換・新調する。

まず、元のナットを丁寧に取り外す。

ナット溝幅はゲージで測ると3.1mm。

ナット溝の底のRを計測。

ナット溝もフレット溝同様、底が指板Rと同じ400Rになっている。

ジグを使用し、牛骨ナット材の底を400Rに仕上げる。

ナット材が隙間なくピタリとハマっているか確認。

鉛筆で罫書を入れ、ナット上面を整形。

フライス盤で等間隔に弦溝のアタリをつけてやる。

フライスでつけたアタリを手がかりに、各弦の溝を掘っていく。

最終的な溝の深さは、弦を張って微調整していく。