フレットの高さが上がったので、開放弦がビビってならない。
そこで、ナットを交換・新調する。
まず、元のナットを丁寧に取り外す。
ナット溝幅はゲージで測ると3.1mm。
ナット溝の底のRを計測。
ナット溝もフレット溝同様、底が指板Rと同じ400Rになっている。
ジグを使用し、牛骨ナット材の底を400Rに仕上げる。
ナット材が隙間なくピタリとハマっているか確認。
鉛筆で罫書を入れ、ナット上面を整形。
フライス盤で等間隔に弦溝のアタリをつけてやる。
フライスでつけたアタリを手がかりに、各弦の溝を掘っていく。
最終的な溝の深さは、弦を張って微調整していく。