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レスポールタイプ製作2−22

サンバーストの塗装にかかる。

今回は、杢が強いので、退色したサンバーストではなく、

ピカピカな新品の雰囲気が出る様に、赤味の多いチェリーにした。

60年風のタンジェリンレッドではなく、59年タイプの深みのある赤だ。

例えが古いが、『スペイン高速悪魔との死闘』の頃の、

AlDiMeola氏の黒リフィニッシュ前の59レスポールのイメージ。

本番の前に画像等を元にサンプル塗装をしてみる。

本番の塗装に入る。

最初にボディエッジ周辺に、シェイド(影)を薄く吹きかける。

先に吹き付けたシェイドより外側に、

赤を大まかに吹き付ける。

この程度の色合いで終えても良いが、今回はもう少し赤くする。

トグルスイッチ周辺とカッタウェイ周辺を赤くした。

エッジ部分に濃いめのシャドウ吹きをして、

輪郭をシャープにし、深みを出してやる。

修正を加えて、この程度まで色を加えた。

濃く見えるが、この上にアンバーカラーとクリアカラーを塗装すると、

明るくなり、もう少し赤い部分が薄く見える様になる。

杢を活かすため、サンバーストの幅はこの程度にしておいた。

軽くクリアカラーをかけて、表面を保護しておく。