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AXISネック製作6

今回は、2本共に材が硬く、杢が欠けやすいので、

NCでの加工は、あまり追い込まず、

サンディング主体で仕上げることにした。

グリップから指板にかけての部分は、

手に馴染む様に、ヤスリで形状を整えていく。

全体をペーパーがけしていく。

240番を終えた図。少しずつ杢が現れてきた。

1000番程度までサンディングし、少し艶が出るまで磨き込む。

玉目が、見る角度によって、見え隠れしてくれる。

ネック本体と指板を共木で製作した1本は、

サイドから見るとワンピースネックの様に、

杢が綺麗に繋がって見える。

2本の杢を比較してみると、

上側は、木目が素直でストレートだが、

下側は、木目が複雑で乱れている。

この様に、木目が乱れているものは、

後々、狂いや歪みが出る可能性がある。

ネックに使用する材は、できれば素直な木目の材を使いたい。