今回は、2本共に材が硬く、杢が欠けやすいので、
NCでの加工は、あまり追い込まず、
サンディング主体で仕上げることにした。
グリップから指板にかけての部分は、
手に馴染む様に、ヤスリで形状を整えていく。
全体をペーパーがけしていく。
240番を終えた図。少しずつ杢が現れてきた。
1000番程度までサンディングし、少し艶が出るまで磨き込む。
玉目が、見る角度によって、見え隠れしてくれる。
ネック本体と指板を共木で製作した1本は、
サイドから見るとワンピースネックの様に、
杢が綺麗に繋がって見える。
2本の杢を比較してみると、
上側は、木目が素直でストレートだが、
下側は、木目が複雑で乱れている。
この様に、木目が乱れているものは、
後々、狂いや歪みが出る可能性がある。
ネックに使用する材は、できれば素直な木目の材を使いたい。