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レスポールタイプ製作2-1

ネック製材

春に行われる予定のイベント用にレスポールタイプを製作する事にした。

材はホンジュラスマホガニーボディ・ネック、ハードメイプルトップ、

ハカランダ指板。前回の製作と同スペック。

イベントでは、目立ってナンボなので、

今回のトップ材は、派手な杢が出たメイプルをセレクト

完成時の重量は、前回と同じ程度の4200g程度になりそう。

ネック材のホンジュラスマホガニーだが、

15年ほど前に入手したもので、乾燥は充分。

最初に、材の4面にプレーナーをかけてやる。

正確な平面を出す為ではなく、節や虫食いの有無や材の癖をみる為。

早速、小さな節が出現。

上面から手前の面に抜ける様に出ている。

節の部分をバンドソーでカット。

材は20mm程度大きめに製材しているので、カットしても充分余裕がある。

NCに固定し、正確で、ねじれの無い上下平面を作る。

プレーナーで作業出来る様に思われるかもしれないが、

プレーナーでは、フライス等で加工した平面精度には到底及ばない。

この平面の精度出しが、工作機械を使用した加工では、

完成時の精度に大きく関わってくる。

美しい平面ができた。

金属加工でも木材加工でも、加工による歪みや狂いを、いかに少なくするか。

そこが工夫を要する部分。