ネックテノン仕上げ 接合部4度加工
上の画像は、所有しているHC59LPモデルのネック仕込み角を測ったもの。
ボディはサンディングした後、塗装もされているので正確には測れないが、
3本とも4度前後の角度になっている。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/id851aaafd23126b0/version/1575785406/image.jpg)
上の図は、フレット上面に定規を当て、ブリッジ付近の高さを測ったもの。
15.5mmほどになっている。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=950x10000:format=jpg/path/sef662617a094ec9f/image/i0a0ae5c789b0cd7a/version/1575785841/image.jpg)
今回の製作では、ボディエッジとトップの最も高い部分との高低差を9mmに設定した。
上の図の様に、高低差9mmだと仕込み角4度で、フレット上面の延長線が、
ブリッジ位置で15.5mmになる。
ヴィンテージレスポールでは、トップとエッジの高低差が8~8.5mm位かもしれない。
その場合、3.8~3.9度の仕込み角になるだろう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/ie44af5c82918b8e4/version/1575788969/image.jpg)
ネックテノンの厚さの仕上げ。幅は既に以前の工程で仕上げ済み。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sef662617a094ec9f/image/i6ecd0fe4e758a44e/version/1575789152/image.jpg)
ボディとの接合部に4度の角度をつける。
数種類のビットと数種類のプログラムで、慎重に加工する。
以前はこの加工は、フライスのマニュアル加工と手作業で行っていたが、
最近はNCプログラムを使用している。
ネック加工は一旦終了し、数週間放置する。