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レスポールタイプ製作 8

ネックテノン仕上げ 接合部4度加工

上の画像は、所有しているHC59LPモデルのネック仕込み角を測ったもの。

ボディはサンディングした後、塗装もされているので正確には測れないが、

3本とも4度前後の角度になっている。

上の図は、フレット上面に定規を当て、ブリッジ付近の高さを測ったもの。

15.5mmほどになっている。

今回の製作では、ボディエッジとトップの最も高い部分との高低差を9mmに設定した。

上の図の様に、高低差9mmだと仕込み角4度で、フレット上面の延長線が、

ブリッジ位置で15.5mmになる。

ヴィンテージレスポールでは、トップとエッジの高低差が8~8.5mm位かもしれない。

その場合、3.8~3.9度の仕込み角になるだろう。

ネックテノンの厚さの仕上げ。幅は既に以前の工程で仕上げ済み。

 

ボディとの接合部に4度の角度をつける。

数種類のビットと数種類のプログラムで、慎重に加工する。

以前はこの加工は、フライスのマニュアル加工と手作業で行っていたが、

最近はNCプログラムを使用している。

ネック加工は一旦終了し、数週間放置する。